「もとぶウェルネスフーズさんって、シークヮーサーの収穫と搾汁の時期だけが忙しいんですよね?」
イベントや商談の場で、たまにそう聞かれることがあります。確かに、工場で果汁を搾って瓶に詰める作業だけを見れば、そう思われるのも無理はありません。
でも、私たちは1年を通してシークヮーサーと、そして育ててくれる農家さんと向き合い続けています。
弊社社長の長濱は、よくこんな言葉を口にします。
「うちと農家さんの関係は、単なる『仕入れ先と販売者』じゃない。車の両輪なんだ。片方だけじゃ前に進めないし、片方だけが大きくても上手く走れない。お互いに助け合って、一緒に成長していく存在なんだよ」
この想いを形にしている取り組みの一つが、年に2回行っている農家さんたちとの「畑の視察」です。
畑が変われば、ノウハウも変わる。現場で交わされるリアルな言葉
視察を行うのは、シークヮーサーのかわいらしい白い花が咲く頃と、小さな実がつき始めた頃。
普段、離れた場所でそれぞれ果樹に向き合っている農家さんたちが集まるこの時間は、単なる状況確認を超えた熱い情報交換の場になります。
「今年はこの農薬を試してみたんだけど、葉の様子がすごく良くなった」
「うちは土が粘土質だから、□□の被害が出る前にこのタイミングで対策したよ」
「〇〇さんの畑はいつも木が青々として元気だけど、肥料はいつ・どんな配分で入れてるの?」
現場で交わされるのは、マニュアルには載っていない生きたノウハウばかり。土の性質や日当たり、風の通り道まで、畑ごとに環境はまったく違います。だからこそ、一人ひとりの農家さんが経験と感性を研ぎ澄まし、深いこだわりを持ってシークヮーサーを育て上げているのだと、現場に立つたびに痛感させられます。

1滴に込められた想いを受け取って、加工現場へ
泥にまみれ、汗を流しながら試行錯誤を繰り返す農家さんの姿。そして、惜しげもなくお互いの技術を教え合い、地域全体で良いものを作ろうとする熱量。
その現場に立ち会うたび、私たちの胸の中に強い責任感が湧き上がってきます。
運ばれてきた果実を、ただ機械的に搾って瓶に詰めるだけでは、農家さんの情熱に応えきれません。「どうすればこの強いこだわりと鮮度を、そのままお客様に届けられるのか」。搾汁の圧力、殺菌の温度、保管の方法……私たちも製造の現場で、日々試行錯誤を重ねています。
一本のシークヮーサー果汁の背景にある、農家さんの技術と私たちの執念。次に瓶のフタを開けるとき、ふと沖縄の畑の情景を思い出していただけたら嬉しいです。



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