前年大豊作からの試練。会場を包んだ並々ならぬ緊張感
昨年の大豊作の余韻も束の間、2026年のシークワーサーシーズンは気候の影響もあり、収穫量の減少が見込まれる厳しいスタートとなりそうです。
7月30日と31日の2日間にわたって開催した「シークワーサー講習会および出荷説明会」。普及課の専門家をお招きした会場には、厳しい状況だからこそ一球入魂で向き合おうとする生産者の方々が集まり、重厚な熱気が満ちていました。

数量が限られる今期だからこそ、求められるのは「ぶれない品質」と「圧倒的な安全性」です。一つひとつの果実に注ぐ眼差しには、いつも以上の気迫が宿っていました。
一滴の安心のために。泥臭く徹底する「食の安全」
講習会の中で最も時間を割いたのが、農薬取締法に基づいた管理の徹底です。適応作物や希釈倍率はもちろん、いつ散布したかという「防除履歴」の提出を今年度も厳格に必須化しました。

お客様がグラスを口に運ぶ瞬間、その向こう側にある信頼を裏切らないこと。企業としての品質管理監査にも完璧に応えられるトレーサビリティの構築は、華やかな表舞台の陰にある生産者と私たちの譲れない約束です。
畑の負担を減らし、実の可能性を余すことなく使い切る
厳しい環境の中でも、未来を見据えた新しい挑戦は止まりません。
作業の負担を劇的に減らすドローン技術の導入や、必要な場所に絞って防除を行うピンポイント対策など、木と土に優しい持続可能な栽培方法を推し進めています。

さらに、皮に含まれる健康成分「ノビレチン」を無駄にしない「丸ごとシークワーサー」の活用事業も、行政やパートナー企業とともに本格化しています。実を絞って終わりではなく、育ててくれた樹の恵みをまるごと価値に変えていく試みです。
8月31日収穫開始。まもなく搾汁ラインが動き出します
8月31日の収穫開始、そして9月1日の搾汁開始に向け、工場の準備も大詰めを迎えています。
「今年のシークワーサーもやっぱり凄い」
そう言って笑っていただける日を思い浮かべながら、私たちは今期も最後の一滴まで誠意を込めて向き合います。

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